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第33回 本体いろいろ (神鋼本体)  

以前、本体について話しましたがその時に「理想の本体って何所にある・・・?」と
語りましたが、その理想に近づいた本体が神鋼電機さんから誕生しました。

実際使用してみて、
『他社の我々』だからこそ見えてくる視点があると思いましたので
書きました。

 

【特長:DMS型(安定供給型)】

今まで、パーツフィーダ業界では困難とされて来たワークに最適マシーン!!

1、キズ対策が必要なワーク(医療品・電子部品)

2、排出数が出にくい、上がりにくいワーク(薄型部品類)

3、センサー選別が難題とされて来たワーク(精密部品類)

【使って見ての体験談】

従来の本体では、回転方向は時計方向、反時計方向と最初から決まっていて、ユーザーサイドでは変える事は出来ませんでした。

しかし、デュアルモーション(DMS)本体では、縦・横の調整が単独になった事によって右巻きのボウル を付けてもコントローラ操作によって左巻きに動かす事も可能になったのです。
私も出来る事は知っていましたが、実際それを目にした時は、驚いてしまいました。

今回使用して見て現段階で我々が考えるこの本体の能力を発揮出来るワークとして
キズを嫌がるワーク・振動を嫌がるワーク・センサ選別を必要とするワーク
に最適な効果を出す本体と見ています。

難点は、コントローラの調整が少し難しい事です。
共振点を見つけることが難しいと言う事です。

それは、縦振動・横振動・位相差設定と複雑になっているからです。


(調整中に、ワークが急に踊り出したり・逆方向へ動き出したりしてしまうので注意して下さい)
 
しかし、適正共振点の時の動きは、従来のパーツフィーダでは実現出来なかった
「速さ・静かさ・スムーズさ」が融合された一歩進んだ本体と言えるでしょう。

 


次回は、「センサの効用」の予定です。
 

 
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