以前、『 第62回 優良パーツフィーダとは!!』では、
当社が考える優良ボウルの定義を記しましたが、
今回は別な観点から“良いパーツフィーダとは”について考えて見ました。
良いパーツフィーダとは、ユーザー様の決められた排出数・排出姿勢が
安定して供給出来れば良いのでしょうか?。
或いは、それが廉くできればよいのでしょうか?
もちろん、それは必須の条件です。
しかし、ここで云う“良い”とは少し違うような気がします。
今、生産の仕組みは従来からの延長上の進歩だけではなく、
考えかたの大幅な変革が求められ、実行に移されつつあります。
消費者ではなく、生活者とよばれるかたがたは自分にとって価値有る 物 を求めていますから、
物は多様化し、競争上、廉く、且つタイムリーに供給する必要があります。
松下電器産業さんで成果を出しつつある “セル生産方式”も人間尊重という一面が有るにしても、
多様化する要求に廉く、且つタイムリーに供給する方式の一つと考えられます。
市場のグローバル化 多様化とともに、生産のグローバル化、仕組みの多様化も必須です。
いまや、生産での“中国との分業”は絶対条件ですし、海外生産はもっと増えるでしょう。
又、多様化は一面、少量化を伴います。すなわち多機種少量化にも対応します。
又、海外での工員の管理レベルは日本のレベルとは異なります。
又、部品生産の精度も日本内地でのレベルより低いと考えた方が良いとおもいます。
電源環境も噂されているように、日本とは異なるし、且つ不安定です。
メンテナンスや修理についても現地対応を第一に手を打つ準備をしておく必要があります。
このような要求を満たす生産設備、パーツフィーダーであるべきです。
これらのすべてを満たすようなパーツフィーダをこれからの“良いパーツフィーダ”というべきです。
現地で問題が起きたらメーカーの技術者が駆けつける
などという従来からの対応ではこれからはだめです。
そこで、“良いパーツフィーダ”の条件として、
いくつか重要と思われる項目を載せましたのでご参考にして下さい。
1、将来的の事を考え海外向けの処置がされているか?
2、電源=110V ⇔ 240Vでも対応出来るようになっているか?
電圧=50Hz⇔ 60Hzに変わっても対応出来るようになっているか?3、消耗部品リスト/センサー選別ポイント説明書などが用意されているか?
4、ツーリング及び板バネ、コイル等の交換予備が準備されているか?
[製造仕様が明示されているか?]5、部品精度のばらつきの大きさに対応できるツーリング方式か?
6、ボウル内に排出口(非常口)が付いているか?
7、ボウル内コーティング(ウレタン・テフロン・シート)のし直し際の
工場停止期間・分解・組み付け段取り等の打ち合わせがされているか?
8、納品パーツフィーダに合格認定書(印)、または、保証書が付いているか。
次回は、「日新パーツ発!業界用語辞典」の予定です。
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